「レインボーラムネだ!」
仕事で疲れた体を引きずって家に帰ったら、無造作に居間のテーブルにおいてあったビー玉サイズのカラフルなラムネ。
実物を見るのは初めてだったが、それは間違いなく何度もネットで見た「イコマ製菓本舗のレインボーラムネ」だった。
平日でもそれを求めて100人もの人が店に並ぶという幻のラムネ、インボーラムネ。
奈良県が「ふるさと納税」の記念品にしたら、寄付が5倍にもなったという(日経新聞調べ)レインボーラムネ。
そんなプレミアムなラムネが、なぜわが家の居間にあるのだろう?
もちろんわが愛妻が買ったとは思えない。
彼女はこんな入手に手間のかかるものを自ら買い求めるタイプではない。
それに自ら買ったのなら、こんな無造作に置いているはずはない。
もし自ら買ったのなら、帰宅して直ぐにその武勇伝を聞かされるはず。
なので、このレインボーラムネの入手経路を聞くと
「レインボーラムネ???」
とレインボーラムネそのものを知らないらしい。
幻のラムネだよと説明しても、あまり興味がない様子。
レインボーラムネもまだまだだね。
気を取り直して改めて聞いてみると、どうやらご近所さんからのいただきものらしい。
ということで、早速ひとつを口に入れる。
普通のラムネより大きいけれど、口どけが滑らかで、良いバランスを保っている。
ほんのり桃のような風味で気分も幸せになる。
駄菓子だけど上品な感じがする、というのはちょっと云いすぎかな?
でも平日に100人もが並ぶ価値があるかというと、ラムネ好きでもなければ、そこまですることもない気がする。
話題性を買うという意味では、並ぶ価値もあると思うけれど。
それでも気になっていたレインボーラムネを食することができて、とても幸せな気分になったのだった。
「ご近所さんありがとうございます!」
「レインボーラムネ」がやって来た!ヤーヤーヤー is a post from: 雑録カメラ